先日、2016年冬~2017年お正月の妖怪ウォッチの映画、『空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン!』を見てまいりました。
備忘録を兼ねて、ちょっとした感想とネタバレなどを書きたいと思います。
ストーリー
ある日、ケータの元にコアラの妖怪(コアラニャン)が現れる。
何を言っているかチンプンカンプンではあったが、ジバニャンたちともみ合ううち、コアラニャンの鼻が押されると、なんとケータたちのいる世界が、実写の世界になってしまう。
どう見てもオッサンのクマ、アニメよりもイヤミな金持ちキャラになっているカンチ、やたらあざといフミちゃんなど、細部はかなり誇張されていい加減な設定になっているものの、実写世界はどうやらケータたちのいるアニメ世界を再現している模様。
けれど、違っているところもいくつかある。
空飛ぶクジラがいる/いないこと、アニメでは駄菓子のはずの場所に、実写では病院が建っていること。
現実的な実写と、ご都合主義なアニメを行き来してケータたちが突き止めたところ、原因は、カナミという女子高生バレリーナにあった。
将来有望なバレリーナだったカナミは、不慮の事故にあって足を負傷し、入院していた。
カナミの入院する病院の目の前にあった文具店。
その看板であるクジラ。
そのクジラが空を飛ぶようなトンデモな世界がもしもあったら・・・カナミの足も治って、大好きなバレエを踊り続けられるかもしれない・・・。
そんなカナミの強い願いが、2つの世界をつなげてしまっていたのだ。
そして、2つの世界が入れ替わるスイッチになっているコアラニャンは、カナミがずっと大事にしていたぬいぐるみだった。
そんなカナミの絶望に、闇がとりついてしまっていたからさあ大変。
暴走する闇の力に、妖怪たちが力を合わせて対抗し、辛勝する。
カナミは「私の夢は私だけの夢じゃなかった。周りみんなの夢だった」ということを再認識し、リハビリに挑んで再び世界を目指すことを決意するのであった・・・。
感想
相変わらずキレ味するどいギャグとテンポの良さで、楽しく見ることができました。
映画の割に題材が小さいかも?と思わなくはないですが、そこはそれ、子供向け映画なのでオールオッケーです。
ただ、気になった点が一つだけ・・・。
実写の部分がちょっと多すぎるのと思うのです。
もちろん実写パートにもクスっとくる仕掛けがいっぱいあって面白いのですが、あくまで『アニメ映画』を見に行ったつもりだったので・・・。
特に後半の戦闘シーンはほとんどが実写になります。
実写は、再現度はとにかく、年齢的に演技力がやっぱり厳しいものがありますし、もともとアニメだったものを実写にしているので、どうしても派手さに欠けて見えてしまって・・・。
うーん、時間やしがらみなどいろいろあるのだとは思いますが、もう少しアニメパートを増やしてほしかったというのが、正直なところです。
妖怪メダルをもらいました♪
一緒にいった子どもたちは、エンマ大王&ぬらりひょんの妖怪メダルをもらっていました。
(私はもらえなかった・・・)
DSのゲームやスマートホンのゲームで使えるようです!
我が家にはどちらもないので、確かめたわけではありませんが・・・。
DX妖怪ウォッチドリームというおもちゃにセットしたら、なにやら楽し気な音楽が流れていて、息子たちはそれで満足したようです♪
この、劇場にきてもらえるメダルは先着順とのことなので、ご注意ください。
まとめ
大人が本気で「楽しもう!」と思って期待して行くには、ちと厳しい内容かもしれません。
子どもを楽しませようという目的で、割り切って深く考えずに鑑賞することをオススメします。
テーマがテーマなので、現在ケガをされているお子さんがいらっしゃったりしたら、心に響くのではないでしょうか。
ちなみに、私は全く知らなかったのですが、短編映画・『スナックワールド 人嫌いのレニー』というものが同時上映でした。
こちらが最初に流れるのですが、同時上映を知らずに入ったため、延々流れ続けて(20分くらいだったかな?)、子どもが「もしかして、映画の部屋間違えたんじゃないの・・・?」と不安がってました。
私も、あまりにも長いので、不安になって映画室の外に出て確認しに行きました。
こちらはあまり宣伝されていないようなので、念のため追記しておきます。