【チップの話】子連れだからこそ、お礼の気持ちをチップにのせて。

日本でも、アメリカでも、ヨーロッパでも。
子連れだと、いろんな場面で優遇して貰えます。

金銭面だけではなくて、順番を先に譲ってもらったりだとか、
重い荷物を運んでもらえたりだとか、デザートやキャンディなんかを貰ったりだとか・・・。
どこの国でも、子どもを大切にするという文化が根付いているのはすばらしいことだと思います。

でもそれに甘えて、「優遇されて当然」という顔はしたくないと、私は思います。
子どもがいる「大人」だからこそ、真心への感謝をチップにのせて渡そうと心がけています。

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「ちょっとした感謝」はいくらが相場?

ここでは、私の経験上から
「ちょっとしたことをしてもらった時、このくらい渡せば喜ばれる」相場(長い)
をご紹介できればと思います。

「ちょっとしたこと」だけに、相場って難しいんですよね。
レストランのテーブルチップなら、ガイドブックなどにいくらでも情報が載っているのですが・・・。
(よくガイドブックには『アメリカでは代金の15~20%・・・』などと書かれているアレです)

ご存じのとおり、ヨーロッパではチップの習慣はありません。
が、日本でも「心づけ」という文化があるように、ちょっとした金額で謝辞を表すくらいでしたら、ヘンな顔をされたことはありません。
むしろ喜ばれますよ♪

in ヨーロッパ。日本人感覚の「ちょっとうれしい」額

チップのないヨーロッパでの「感謝の気持ち」。
相場が難しいですよね。

私はいろいろ考えた結果、
「同じチップがない日本の感覚と同じでよいのかな」
と思い当りました。

たとえば。
レストランでアルバイトをしていたとして。

「ミルク用のお湯を用意してあげたら、200円もらった」

接客業経験がある方ならばお分かりになると思いますが、これって、ちょっとうれしいですよね。

ちょっとしたお小遣い
=ジュースやお菓子が買えるくらいの額
=だいたい150~500円くらい
=1~3ユーロ

と、私は考えています。

たとえばこんな場合

実際に私が経験したケースです。
この金額がヨーロッパにおいて「正しい」のかどうかは分かりません。
けれど、少なくとも、快く感謝の気持ちを受け取ってもらったのは確かです。

ポーターさんに重い荷物を持ってもらった時

荷物1つにつき1ユーロ。

特に小さい子がいると、ベビーカーなど大きな荷物も増えますよね。
ホテルの玄関から部屋へ運んでもらった時などに、お渡しします。

すごーく思い荷物の時は、もうちょっと色を付けてます。

ベビーフードを温めてもらった時

離乳食練習中などに

瓶詰の離乳食は、電子レンジで温めてもらっていました。

離乳食時期の子どもを連れて旅行していると、瓶詰などのベビーフードを持参して、お店で温めてもらうことがあります。
そんなとき、お礼と一緒に。

1依頼につき1~2ユーロ。

ちなみに、電子レンジで温めてほしいときは
「マイクロウェーブ!」
と言えば、なんとなくわかってくれます。

よい席を手配してもらった時

ECやICなどの窓口で、子供がいることを知らせると、座りやすい席のチケットを選んでくれたりすることがあります。

1回につき1~2ユーロ。

案外難しい!スマートな渡し方

チップはできれば、サラリと当たり前のように渡せればカッコイイですよね。
引き留めて、お財布を取り出してモタモタと渡すと、なんだか間が持たなくて・・・。

ありがたいことに、EU圏内の場合、1ユーロコインと2ユーロコインがあります。
私はそれを常にポケットに何枚か入れて置き、ささっとチップを渡せるよう心がけています。

アメリカだと1ドル札を何枚か。
アメリカのコインを、スマートに使いこなすのは、私にはまだちょっと難しいです・・・。

一番大事!笑顔を添えて

どれだけ高額をお渡ししたとしても、仏頂面では気持ちは伝わりません。
一番大切なのは、「ありがとう!」という時に自然とでる笑顔です。

池波正太郎先生は、著書の中でこんな趣旨のことをおっしゃっていました。

「心づけは、その人への感謝と同時に、次の仕事を気持ちよくしてもらうために渡すのだ」

と。

『男の作法』に載っていた言葉だと思います。

そんなカッコイイ態度で、気持ちよく感謝の意を表せる人になりたいものです。

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