【ワーキングマザー】フルタイム正社員のメリットとデメリット

ワーキングマザー・働くママ・職業婦人(古すぎるか)、呼び方はいろいろありますが、私が「サラリーを取りながら働く母親」の端くれになって早十数年。
結構な年数が経っているんだから、「なんぼのもんじゃい」とどーんと開きなお・・・れないですよねぇ、これが。

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ワーキングマザーはマイノリティでなくなったのか?

私が社会人になったのは、その昔、21世紀が始まって間もないころのことでした。
(いやーホントに昔ですね・・・)

そのころに比べて、社会全体でいえば、ワーキングマザーって「マイノリティ」ってほど珍しい存在じゃなくなったと思うんです。

私が所属している業界一つ見ても、入社当時は95%が男性という完全なる男社会でしたが、今ではその割合が体感として75~80%程度になったんじゃないかな、と思います。

でも、それが中小企業だったら?
大企業内でも、1つの部署内だったら?

業種によって偏りがあると思うのですが、狭い範囲で見ると、やっぱり「珍しい」存在なのではないでしょうか。

たとえば、10人の部署で1人だけがワーキングマザーだったら、やっぱり気持ち的には孤独ですよね。
ニュースで「ワーキングマザーが急増中!●万人を突破!」なんて言われても、目の前の職場には自分しかいなかったりするわけで。

今日も今日とて、頭を下げながら会社を家を学校を保育園・幼稚園を走り回るしかないのです。

敢えて言おう!「オススメはしないぞ」と!

理想の母親像は時代と共に変化するものです。
2016年現在、メディアが取り上げる「理想の母親像」は、家庭も仕事も大事にしてキラキラ輝くワーキングマザー・・・のようです。

ファッション誌なんかだと、これにプラスしてさらに美容やファッションに気を使っていたら、パーフェクトの模様です。
さらにいえば、パートタイマーよりもフルタイム正社員のほうが、ランク的には上に位置づけされている模様です。
突っ込みどころの世界選手権や!

大学卒業後の新卒入社から、フルタイム正社員として十数年。
いわゆる産休・育休を経て復帰した「社内のワーキングマザーモデル」として、会社の新卒採用パンフレットやサイトで紹介されたこともあります。
会社説明会で「正社員として働きながら子育て中の人に質問タイム」みたいなものに引っ張り出されたこともあります。
社内の結婚・妊娠した女性社員たちに、相談されたこともあります。

そんな、本来なら「ワーキングマザーはいいもんだぞ!」と言わねばならない立場の私ですが、敢えて言わせていただこうと思います。

この働き方、万人にオススメはしません!!

フルタイムのワーキングマザーを万人にオススメできない理由

理由は大きく、2つあります。

まず1つは、体力的な面です。
平日は、朝4時に起きて、夜0時に就寝するまでノンストップで家事と仕事に動きどおし。(一人の時間は通勤電車のみ)
土日祝は子どもたちの習い事、お医者さん、PTAや子供会・・・のアレコレで家を出たり入ったり。
もちろん、イレギュラーな予定も目白押し。
同胞たちならお分かりと思いますが、これは決して誇張ではありません。

もう1つは、精神的な面です。
上記に加え、子どもの学校行事や急病など、トラブルがジェットコースターのように起こります。
職場からも家庭からもモテモテで困っちゃう~などと冗談こいてる場合ではありません。
身体は一つ。
対応するためには、職場に頭を下げて早退・お休みさせてもらうしかありません。

上司や同僚の理解があっても、自分の仕事を「人に押し付ける」ストレス。
プレッシャーと、常に隣り合わせです。
そして、今は仕方ないと納得していても、同期入社の子どもがいない社員はどんどんキャリアを積んでいくというジレンマ。

もちろん、一人きりではないですが、職場で、家庭で、「誰も分かってくれない」と毎日のように孤独を感じます。
期待しただけのパフォーマンスを発揮できない自分に、いらだつことも日常です。

常に時間に追われつつ、肉体的苦痛と精神的苦痛の二つを、終わりのないトンネルの中でむこう10年以上続けなければいけないこの状況。
人間が「慣れ」の生物とはいえ、誰しもにオススメできることでは決してない、という理由がお分かり頂けるかと思います。

もちろんメリットもあります

なにやら恐ろしいことを書き連ねましたが、もちろんメリットだっていっぱいあります。

  • なんといっても収入が安定する
  • せっかく身につけたスキルやキャリアを無駄にしない
  • 社会から取り残されてしまった・・・感はない(違う意味ではありますが)

などなど。
メリットをあげれば、それこそきりがありません。

なんといっても、収入が増えるということは、教育費もかけられるということです。
将来どうなるかわからないこのご時世、稼げるときに稼いでおく、というのは大事なことなのではないでしょうか。

うーん、書いてるうちに長くなっちゃいました。
次回は、ワーキングマザーの雇用形態いついて考えてみたいと思います。

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