歯列矯正いまむかし。「乳歯のころから」がトレンドらしい

歯列矯正というと、私が子供のころはギンギラの金具をがっちり歯にはめて、何本か歯を抜いて・・・と、なかなか精神的にも肉体的にもキツイ苦行でした。
よく、アメリカ映画とかでギーク的な子がしてるアレですね。
あんまりいい印象がない、というのはどこの国でも共通の認識なようです。

私は、中学1年生~高校2年生頃で矯正をしたのですが、月に1度の金具を締める日(緩んだ金具を締めに定期的に通っていました)は憂鬱だったものです。
その後2、3日はご飯を食べる気がしなくなるんですよね~・・・。
おうどんとかおかゆとか、ウィダーインゼリーとかでお茶を濁していたなぁ。

そんな苦い思い出はとにかく。

今は私が子供だった●十年前よりも、歯列矯正への敷居がぐっと下がっていますよね。
成人になってからされる方も、ちらほら見かけます。
やっぱり、歯並びが悪いと、コンプレックスになりますものね。
何より健康にもよくないし。

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乳歯からできる床矯正って?

子どもたちが大人になってから自分で歯列矯正をするよりは、親が時間と手間とお金を出してあげられる今のうちにしておこう。
そんな私たちの思いから、我が家の子どもたちは歯列矯正をしています。

で、私は歯列矯正って永久歯に生え変わってから始めるものだと思ってたのですよね。
なので、「子供たちも永久歯になったら、矯正お願いしようと思ってて・・・」なんて話を、ある日歯医者さんに定期検診でこぼしたところ。

「生え変わってから始めるのでもいいですが、今なら、『床矯正』ができますよ」

と歯医者さんが教えてくれました。

床矯正とは

歯医者さんに聞いたところ、こんな感じのものらしいです。

・すでに生えそろった「歯並び」を直すのではなく、生える「床」である上下のあごを広げる
・広げると言っても、5ミリ程度。不自然に口が大きい、なんてことにはならない(実際写真を見せてもらいました)
・そんなわけで、抜歯は必要ない、もしくは最低限の本数で済む

歯並びが悪いというのは、小さい顎に大きい歯を詰め込むから、キレイにならばずガチャっとなってしまう状態。
なので、歯が並ぶ「床」のほうを広くして、のびのび歯を生やしてしまおう、というわけですね。ナルホド。

床矯正ができる時期は?

この時、息子は8歳。永久歯と乳歯の生え変わりがようやく終わりかけたかな?という頃でした。
それでも、歯医者さんが言うには「今すぐにでも」という時期なんだとのことでした。
(いろんなサイトを見ていると、この辺は人それぞれみたいですね)

乳歯のうち、そしてアゴの柔らかいうちに広げるみたいです。
そうしておいて、永久歯ばっちこーい!な状態にしておくわけです。
中国の纏足の逆バージョンみたいなものですね。

床矯正の費用は?

これは正直、まだ最中なので何とも言えないですが。
お医者様の話だと、
床矯正で総額80万円くらい
抜歯矯正で総額150万円くらい
だそうです。(どちらも、何年もの間にかかる額)

矯正を初めて数年たちますが、今のところかかる費用は。

・3週間に1度ペースの定期メンテナンス…2000円前後
・年に1度くらいのプレート作成…上下それぞれ4万円くらい
・顎をひろげる装置を入れた時(1回)…9万円くらい

という感じです。

完全に抜歯しないというわけではない

なるべく歯を抜かない、という選択肢の床矯正ですが、完全に抜歯しないというわけではありません。

広げた顎だけでは歯が収まりきらない場合は、やはり抜歯する必要があるとのことです。
抜歯矯正と併用するわけですね。

それと、どちらの矯正をするにしても、親知らずはほぼ間違いなく抜くことになると思います。
(うちの子もそう告知されました)

親からすると・・・

私は抜歯矯正をしましたが、ちょうど思春期なので、ビジュアル的に憂鬱なのですよね~。
私の場合は、中学に入学したら周りの子でしている子がたくさんいたので、それに影響されて始めました。
そういうわけで、周りに装置を付けた子がいっぱいいたので、それほど気にならなかったのは幸いだと思います。

そんな経験から、早めにできるのならば、早めにおらわせてあげたいな、と思っています。
費用も安くはないので、将来自分のお金でするよりは、親がお金を出してあげられる間に・・・という気持ちもあります。

また、歯医者さんに行く習慣ができるのもよいところかな、と思います。
ちょっとした虫歯にもすぐ気付けますしね♪

ただ、本人が嫌がって「なんでしないといけないの~」となってしまうこともあると思います。

「大人になって困らないように」と、分かりやすい言葉で教えてあげたいものですね。

※あくまで個人の体験談です。
ご自身がなさるときは、お医者様とよくご相談なさってくださいね。

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