12月も半ばにさしかかってまいりました。
毎年恒例、戦隊ヒーローものや仮面ライダーがクリスマス商戦を隠しもせずに、これまで発売した武器屋キャラクター総出の話になったり、新しいアイテムが出現したりという時期でございます。
以前、子どもと一緒に見た仮面ライダーシリーズについて感想を書きました。
https://soulsonic.jp/2016/09/18/post-282/
https://soulsonic.jp/2016/09/19/post-293/
仮面ライダーとセットで見られているのが、ご存知スーパー戦隊シリーズ。
仮面ライダーの前、7:30から放映される番組です。
こちらの感想も少し書いてみようと思います。
例によって、予備知識ゼロの『ただの保護者』が、家事の片手間にうろ覚えで見た感想です。
なにとぞご了承ください。
2013年・獣電戦隊キョウリュウジャー
唯一真剣に見た戦隊モノです。
Gロッソ(毎週戦隊ショーをやっている後楽園にある劇場)や、素顔の戦士ショー(出演している俳優さんがでてくるGロッソでの舞台)、ファイナルライブ(番組終了後にやるさよならショーみたいなもの)にも行きました。
メカでできた恐竜と人間がパートナーになって戦います。
変身の時、陽気なサンバステップを踏むというなかなか鮮烈な戦隊。
特筆すべきは、その戦隊の人数の多さです。
メインは6人ですが、たしか全部で10人くらいいたんじゃないかな。
一般的な色のほかに、シアンとかバイオレットとか珍しい色が混ざっていました。
お父さんお母さん世代にウケるパロディが随所に仕込まれているのも特徴です。
たとえば、
スクールウオーズ(山下真司さんが出演しています)とか
スラムダンク(草尾毅さん(桜木花道の声優さん))とか。
着ぐるみモンスターに声を当てている声優さんご本人が、モンスターの人間形態としてチョコチョコ現れるのも楽しみでした。
お話は、全体的に万能人間・レッド(桐生ダイゴ。あだ名はキング)が中心。
どのキャラも「レッドすごい!レッド最高!レッドさんかっけーっす!」というノリなので、レッドを気に入るかどうかで物語の好き嫌いが別れそうです。
そんなお話ですが、途中加入したゴールドこと空蝉丸の人気が爆発。
陣羽織のキテレツな服装にござる言葉、素直で現代のことを知らない・・・というござる系キャラクターが大うけして、やたらとゴールドが出てくるようになりました。
ちなみに私もゴールド推しで、ピンクの子とくっつくんだろうな~と見守っていたら、最後の最後で唐突にレッドとピンクがくっつきました。唖然。
底抜けに明るくてとにかく強い!というコンセプトは、東日本大震災をうけて子どもたちを元気にしたい!と作られたものとのことです。
とにかく全力全開、終始ハイテンションで突っ走った本作品は、子どもたちにも大うけしたようで、おもちゃの売り上げ歴代ナンバー1とのことです。
ちなみに、人気があったため、「100年後のキョウリュウジャー」という筋で、テレビのキャラクターの孫やらが活躍するオリジナルDVDも作成されました。
2014年・烈車戦隊トッキュウジャー
変身後の山手線スーツでまず度肝を抜いてくれた、列車コラボの戦隊シリーズです。
ロボットは電車の車両そのものがタテにくっついている、というなかなか動きづらそうなお姿でした。
主役5人は記憶を失っていて、謎の列車に乗り、停車駅で闇にとらわれている街を開放していく・・・というストーリーだったと思います。
主人公たちの記憶探しも物語のポイントでした。
原因は忘れましたが、子どもが20歳前後(主人公たち)にさせられていた、というのが真相だったはず。
こちらも、前作キョウリュウジャーと同じく、追加加入のオレンジ戦士の人気が出ました。
黒タンクトップにヘルメットの工事現場スタイル、ガチムチ、濃い顔、朴訥鈍感とヴィレッジ・ピープル的要素も併せ持つ全方位アピールな良キャラでした。
敵側にも愛憎劇や純愛劇があったりして、ふざけた姿のわりに深い人間ドラマが展開されました。
とりわけ、敵側のお姫様であるグリッタ嬢(醜いけれど心は純真)の声が日高のり子さんだったことが印象的です。
(許嫁と日高のり子さんとくればらんま1/2、という世代です)
アクション面では、パーツを交換して、交換先の相手の力を使えるという「乗り換え」システムが特徴。
おもしろいけど、このシステム、なんか意味あるのかな・・・。
列車大好き!プラレール大好き!な子供たちの心をガッチリつかんだようで、商業的にもまずまずの売り上げだったそうです。
番組の最後に、実際の電車の映像を流して、電車の名前を紹介するというトリビア的なミニコーナーもありました。
もしかしたら、未来の「鉄ちゃん」養成シリーズだったかも・・・?